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旧未分類 | 2004年11月15日

入れ歯の学問3

 今回は入れ歯ののっかる顎(アゴ)の骨について話してみましょう。近代の歯科学は「削らない」「抜かない」という治療を中心におこなわれています。数十年まえまでは、歯が痛いと言えば神経を抜く、歯がグラグラと動くと言えば抜くといった治療が中心でした。入れ歯学の視点からみると若くしてそして早くに抜歯した患者さんは比較的、顎の骨が吸収していない状態になります。しかし、歯周病などになり最大限保存をおこなった顎は吸収が激しくまた顎の凹凸が多くなると思います。近年は高齢化も進みより顎の状態が悪い患者さんがより一層増えてきている様な気がします。それに伴い口の運動不全も増えているのではないのでしょうか? 私達歯科医師は、その状態に対して対応していかなくてはなりません!当院ではその様な患者さんには、インプラント治療の入れ歯の勧めや他の病院よりも時間をかけてより口の中に適合した入れ歯を作るように努力しています。出来れば一度で100%の入れ歯を作製したいのですが顎の状態により、現在より30%良い入れ歯を、そして次作るときには60%良い入れ歯をと考えています。私は99%の入れ歯を目標に努力しています。100%は神様が作ってくれた天然の歯にはかなわないので・・(笑) 合う入れ歯を入れてより良い生活をエンジョイしてくださいね!私達は歯科治療を最大限努力することをお約束します。