旧未分類 | 2010年02月13日
要介護者の口腔ケア 肺炎減り生活の質向上
寝たきりや介護が必要なお年寄りのケアで、見過ごされがちなのが口の中。口腔(こうくう)を清潔に保つことは、疾病予防や生活の質の向上につながることが、調査や実践で分かっている。専門家は社会全体で意識を高める必要性を訴える。
物を飲み込んだり、せきをしたりする筋肉・神経活動が低下した要介護者は、唾液(だえき)が胃ではなく、肺に流れ込んでしまうことがある。口中が汚れていると、そこで繁殖した細菌が唾液と一緒に肺に入り、誤嚥性(ごえんせい)肺炎を引き起こす。
2001年に発表された、施設入居者を対象にした調査がある。毎食後に歯磨きなどの口腔ケアをした人と従来通りの生活を続けた人では、ケアをしたグループの方が肺炎の発症率や発熱率が低いという結果が出た。
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