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旧未分類 | 2009年02月03日

花王、加齢による歯の変色のメカニズム解明

花王は加齢によって歯の白さが失われるメカニズムの研究結果をまとめた。10―70代の男女186人について、飲食物による着色や歯垢などを除去してから、デジタル画像解析で歯の色を測定した。
 研究結果によると、歯の表面を覆うエナメル質はエナメル小柱といわれる小さな円柱が集合したもので、小柱の間には約0・1マイクロメートルのすき間がある。白い歯はこの小柱のすき間が明瞭に空いており、黄ばんだ歯は小柱の間に堆積物があり、すき間が不明瞭なことが分かった。
 すき間にある堆積物を分析したところ、カルシウムやリンなどで構成されていることから、唾液がもとになっていると見られる。加齢により唾液の分泌量が減り、唾液中のカルシウムやリンなどの濃度が上昇するため、それが小柱の間の堆積物となって、歯のツヤが低下するメカニズムが判明した。
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