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旧未分類 | 2004年10月31日

第4号柏葉新聞 《糖尿病と歯科治療》

 今回の柏葉新聞のテーマは「糖尿病と歯科治療」です。私が大学院時代のテーマも糖尿病でした。そこでの実験で糖尿病に罹患したラットは体重が減少していき骨形成も低代謝になることがわかりました。しかし、血糖値をコントロールすることにより正常レベルまで回復することもわかりました。 現在、「40歳以上の10人に1人が糖尿病である!」と言われています。原因は、遺伝・肥満・過食・運動不足などがあります。また、糖尿病は多くの合併症があり、重度になると網膜症・腎症・神経障害などの症状が現れますが、軽度であっても細菌に対する抵抗力や身体の修復力が衰えるため、むし歯や歯周病に罹患しやすいといわれています。しかしながら、早期に発見、治療をすることにより現在はコントロールが可能になってきています。 当院の患者様でも糖尿病で10年間インスリン治療を受けていながら、お口の定期検診、ブラッシングを励行され、虫歯0本、歯周病はほぼなしという方もいらっしゃいます。 なにより日頃の予防がなされていれば糖尿病も怖くはないという証かもしれませんね!