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旧未分類 | 2004年12月11日

歯の喪失と生活習慣病

 「生活習慣病」には高血圧症、糖尿病、心疾患(心筋梗塞・狭心症)、脳血管疾患・・などがあります。こういった疾患の治療や予防のひとつとして食事療法は欠かせません。特に糖質、脂質、塩分のコントロールがとても重要です。喪失している歯の本数が多い人と、歯が健康に残っている人では、摂取する栄養素に偏りがあることがわかっているそうです。喪失する歯の本数が増えるにつれて、コレステロールや飽和脂肪の摂取量が増え逆に食物繊維やカロチン、ビタミンの摂取量が減るそうです。食物繊維・カロチン・ビタミンなどが多く含まれている食品は、野菜や果物、山菜類などです。お気づきのように、歯ごたえのある食品がほとんどです。歯がしっかりしていないと上手に咬めませんよね。薬をどんなに飲んでも、食生活が改善されなければ病状もなかなか安定しませんし、予防することも難しいですね。全身を健康に保つためにもしっかり咬める歯を持ち、失ってしまったところは入れ歯やインプラントなどの方法で補う必要がありますね。

私の知っているひとりの男性(50代サラリーマン)は、風邪くらいしか病気という病気をしたことがないような人でしたが、一昨年の冬心筋梗塞で倒れました。半月の入院の後無事退院し、今は普通に生活しています。この方は退院時に家族と一緒に栄養指導を受け、その後すぐに歯科治療をしすべての歯を治し入れ歯も新しくして食生活も改善させました。なんと!!2〜3ヶ月の間に約10kg体重を落とし半年〜一年の間に薬の数も減りました。

・・・すごいですよね(^_^)食事の回数を減らしたわけでもなく、空腹に苦しむこともなかったそうです。変わったことは歯を治した後は当然痛いとこもなく、よく咬めるようになったそうです。本当によかったです♪食事が思うようにできないと感じている方、生活習慣病に不安がある方は、人間ドックと歯科ドック(検診)をお勧めします。