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旧未分類 | 2009年06月20日

フッ化物洗口 条例案可決へ*民主が一転賛成に/北海道

子供の虫歯予防を目的にフッ化物によるうがい(フッ化物洗口)を道内の幼稚園や小中学校に導入する「北海道歯・口腔(こうくう)の健康づくり8020推進条例」案が、16日の道議会で可決される見通しとなった。フッ化物の安全性をめぐって北教組やPTAを巻き込んだ議論に発展していたが、15日の道議会保健福祉委員会で、これまで反対姿勢を示していた民主党が賛成に転じた。
 「8020」は「80歳まで20本以上の歯を保とう」の意で、条例案は都道府県別でワースト5の道内の子供の虫歯を減らすのが狙い。
 提案した自民党などが「虫歯予防に効果がある」と主張してきた一方、民主党などは「専門家にもフッ化物の安全性に賛否両論がある」と反対姿勢を示してきた。
 保健福祉委では、民主党が文言の一部を変えた修正条例案を提出。内容は大筋で変わっていないが、共産以外の賛成多数で修正条例案を可決した。民主党の高橋亨氏(函館市)は、賛成に転じた理由について「自民党との協議で、フッ化物洗口を一律に強制せず、子供の自主性を尊重して実施されることが確認できたため」としている。
 条例制定を受け、道や道教委は年度内にフッ化物の取り扱い方法などを定めた指導マニュアルを作成する方針で、実際に実施するかどうかは市町村教委の判断に委ねる。
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