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旧未分類 | 2010年03月19日

AED 市民救命で社会復帰2倍 京大、心停止患者調査

駅や百貨店など公共の場に設置されたAED(自動体外式除細動器)が、心停止患者の社会復帰に役立っているとの初めての調査結果を、京都大保健管理センターの石見拓助教と大学院生の北村哲久さんらのグループがまとめ、米医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」に発表した。

■普及率で地域格差も
 AEDは、心室細動で心停止を起こした患者に電気ショックを与えて心臓を動かす機器。日本では、2004年に一般市民にもAEDの使用が認められ、現在20万台以上が設置されており、医療機関以外での設置が増えている。
 石見助教らは、消防庁がまとめた「院外心停止登録」の05〜07年データから普及の効果を調べた。医療施設外で心室細動が起こってAEDが必要になった患者のうち、居合わせた市民からAEDによる除細動を受けた462人の社会復帰率は31・6%で、全体の14・4%を大きく上回り、AED設置の効果を確認できた。
 居住地のAED設置密度が高く、1キロ四方に4台以上ある東京都と大阪府は、1台未満の県に比べて社会復帰率は4倍以上も高く、AEDが近くにあることが社会復帰のチャンスを広げることも示された。
 石見助教は「心疾患で亡くなる患者の多くは病院に運ばれる前に亡くなっている。患者の生存率、社会復帰率を高めるにはAEDの普及が欠かせない」としている。

三嶋歯科医院では3院共にAEDを設置しています。また、研修もスタッフ全員が受講しております。安心して歯科診療を受けてくださいね 🙂