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旧未分類 | 2010年05月28日

歯ぎしり かみ合わせ悪いと全身不調も!


「キリキリキリ……」。寝ている人の口元から、不思議な音を聞くことがある。上下の歯をすり合わせる歯ぎしり。放っておいてよいのか、自分はしているか、気になります。

 神奈川歯科大学の佐藤貞雄教授(成長発達歯科学)は約3千人に色を付けたシートを歯に着けて寝てもらい、歯ぎしりの有無を調べた。していないのはわずか数人。大半の人が歯ぎしりをしていた。

 「正常なかみ合わせであれば、不快音は発生しない。上下の歯の接触状態に問題がある場合に音が出るのです」と言う。歯ぎしりをする時に歯にかかる力は、大人であれば80〜100キロにもなる。その結果、歯がすりへったり、かけたり、歯周組織が破壊されたりする。顎(あご)の痛みや首や肩のこりなども、歯ぎしりが原因であることが少なくないという。

最近の研究で、歯ぎしりは顎を動かす咀嚼(そしゃく)筋の生理的な活動とわかってきた。動物の顎の骨や歯は、獲物をかむなどの攻撃的な行動に使われてきた。現代人は口を武器として使わなくなり、攻撃性を歯ぎしりで発散すると考えられている。物事を内側にため込む性格の人に、強い歯ぎしりをする傾向がみられる。他にも強いストレスやアルコールが咀嚼筋の活動を活発にし、歯ぎしりが起きやすくなるという。

 「歯ぎしりは病気ではなく、ストレスを発散するための大切な機能。歯ぎしりに耐える正常なかみ合わせを持つことが重要です」

 虫歯や歯周病を治し、歯が失われている場合は入れ歯やブリッジなどをする。歯が欠けるほどの歯ぎしりがある場合は、プラスチック樹脂製のマウスピースを勧める。矯正治療などの選択肢もある。

「無理なかみ合わせを続けると、周りの健康な歯に問題が起き、全身の不調にもつながりかねない」と注意を促す。

みしま歯科医院では、歯ぎしり・かみしめ等のかみ合わせ治療を行っています!かみ合わせが悪いと顎関節症にもなりやすくなります。みしま歯科医院では、マウスピースの作製も可能です。かみ合わせや顎関節にお悩みでしたらお問い合わせを(^^ゞ