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旧未分類 | 2010年08月24日

和食で回数増やそう (^^


食物をよくかむのは、消化のためだけではない。満腹感をもたらすので食べ過ぎを防いだり、唾液(だえき)の分泌を促進して、口内を清潔に保ったり。脳の血流を増すため、認知症の予防にも効果があるとされています。

 
いいことずくめなのに、現代人がかむ回数は、弥生時代の6分の1、戦前と比べても半分以下と激減している。食生活の変化で、軟らかい食物が増えたためです。

 
歯科医師で料理研究家の田沼敦子さんは「かむ回数を増やすには、和食がよい」という。一般的に、和食は脂肪が少なめで食物繊維が豊富なので、同カロリーの洋食より量が多く、たくさんかむ必要があります。

 
食材では、豆類、ゴマ、ワカメや昆布などの海藻類、野菜類、魚やイカなどの魚介類、シイタケなどのキノコ類、イモ類がお勧め。かみごたえがあるうえ、食物繊維やビタミン、ミネラルを多く含み、栄養バランスにも優れている。頭文字を並べて「まごわやさしい」と覚えるとよいですよ。

 
大きめに切る、水分を少なくする、加熱の方法や時間を調節する、といった調理の工夫も効果的です。さらに、薄味にすると、味を感じようとして、よくかむようになります。

 
ただし、あまり強くかむと、歯が欠けたり、あごを痛めたりすることも。強さではなく、回数を増やすことを目指しましょう。