1,インプラントはどんな治療法ですか?
インプラントを埋入してその上に人工の歯をかぶせることで、機能面や審美性の回復を行います。
インプラント(lmplant=植え付ける)は、人工歯根療法とも言われ、歯が抜けたところに歯の根っこにあたる部分を埋入し、その上に人工の歯(ブリッジやクラウン)をかぶせる冶療方法です。手術によって埋め込まれたインプラントは、骨になじんでしっかりと固定され、健康な歯のようにかむことができます。
2,インプラントの素材は何ですか?
体と馴染みの良いチタンを使用しております。
インプラントは、体の中で非常に安定した素材であるチタンでできており、骨とのなじみをさらによくするために表面処理が施されています。
チタンは人工関節など、さまざまな分野で便用され、生体穣和性の高い材科として世界で記められています。
3,従来の治療法とどこが違いますか?
自分の歯と同じようにかめるだけでなく、残っている歯にも負担が少ない治療方法です。
歯が抜けた場合の従来の治療法には、両隣りの歯を削って土台とする「ブリッジ」、または「総入れ歯」や金具で固定する「部分入れ歯」などがあります。
しかし、このような治療法は土台となる歯に負担がかかったり、入れ歯に違和感を感じたり、入れ歯が動いたりする場合があります。
また、歯が抜けたまま放っておくと、抜けた部分の骨は年数が経つにつれて次第にやせていきます。こうした問題を解決するのがインプラントです。インプラントは骨にしっかりと固定されるので、自分の歯に近い感覚で物をかんだり、話したりできます。また、残っている歯にかかる負担が少ない治療法です。
4,実際の治療はどのように行われますか?
診断、手術、骨との結合、歯の装着の4ステップ!
インプラント冶療は図のように4ステップで行われます。まず、担当の歯科医師と治療方法等をよく相談して下さい。当院ではCT撮影・サージガルガイドの作成が行われます。埋入手術の処置時間は約40分~120分です。その後、約4~6ヶ月間、インプラントが周囲の骨となじむまで、定期的に検診を行います。そして、周囲の骨にしっかり固定されたのち、人工の歯をかぶせます。
5,インプラントの寿命はどのくらいですか?手入れは?
長持ちさせるために、定期的にチャックと正しいケアを行ってください。
インプラントそのものは、体となじみが良いチタンでできています。長持ちさせるために最も重要なことは、自分の歯と同じように毎日の手入れです。指導された正しいブラッシング方法で磨き、4ヶ月に一度は必ず定期倹診を。インプラントは歯が歯周病になるのと同じような症状になったり、かみ合わせか悪くなったりする場合があります。
定期的な検診は必ず受けましよう!
6,インプラント治療は誰でも受けられますか?
お口の状態や体の健康状態によって判断されます。歯科医師とご相談ください。
年齢の上限はありませんが、骨の成長がほぼ終了する16歳ぐらいから冶療を受けることカできます。ただし、あごの骨の状態によっては、治療を受けることができない場合があります。また、歯周病の場合は、残っている歯の冶療を行ってからインプラントをすることになります。他の病気や健康状態によっても受けられない場合がありますので、歯科医師とよくご相談<ださい。骨粗鬆症の治療中の方は特に注意が必要です。
7,治療期間はどのくらいかかりますか?その間の歯はどうなりますか?
インプラントを行った数によって差がありますが、約4~12ヶ月です。期間中は仮の歯を入れるので生活に支障が内容に努力いたします。
心配な治療期間中の歯ですが、仮の歯や仮に入れ歯を入れることで、食事や会社に問題が起きないようにします。治療中も快適に過ごせるのがうれしい点です。
8,治療費はどのくらいかかりますか?
保険のきかないい自由診療です。また、治療内容によって費用は異なります。
インプラント治療は、自由診療扱い(自費)となっていますので、保険は使えません。実際の治療買は、使用するインプラントの本数や種類、かぶせる歯の材質や方法によって異なるので、歯科医師とよくご相談ください。
9,手術後、注意することは?
手術後、数日間歯科医師の指示に従って安静に。食事にも配慮を。
手術自体は麻酔をして行うので、ほとんどの場合、痛みもありませんが、麻酔が切れてからの痛みや手術後1~2日、痛み・腫れが出ることがあります。歯科医師の指示を守り安静にする他、食事もかたい物を避けるなどの配慮をしましょう。