運動や社会参加と同じくらい食事やお口のケアは重要!
超高齢社会を迎えた日本で、今後ますますキーワードとなる言葉があります。それが「フレイル」です。「フレイル」とは、高齢になって、心身の機能や活力が衰え、虚弱となった状態のことをいいます。「健康」と「要介護」の間といえばいいでしょうか。フレイルに早く気づき、治療や予防をすることで、要介護に進行することを防ぐと考えられています。
フレイルを予防するために大切といわれる三つの柱があります。「身体活動」「社会参加」「栄養」です。からだを動かしたり(身体活動)、人と交わったりする(社会参加)ことと同じくらい、「栄養」は大切です。この「栄養」は、単に「バランスよく食べる」だけではありません。かむ力やのみ込む力など、口腔機能も含まれます。
適切なお口の管理・ケアをして、口腔機能の低下を防ぐことも重要なのです。
日本口腔インプラント学会認定専門医 みしま歯科医院 三嶋直之