Q: 根の治療をした歯でも使えるの?
A: 根の治療をすると歯の感覚は鈍くなりますが使えます。
根の中の治療を行っても歯の強度の低下はわずか5%程度で、歯の水分は減らず、歯の構造の一部である象牙質ももろくなることはないと報告されています。かんで使うことはできますが、根の中の治療を行うことにより、痛みを感じるアラーム機構が失われ、また歯を削ることで残存歯質が減少してしまいます。これらのことにより歯の根が折れやすくなってしまい、歯を失うリスクは高まります。
日本口腔インプラント学会認定専門医 みしま歯科医院 三嶋直之