インプラントQ&A;Q:先生は「インプラントの 修復物に人工的な歯ぐき も付ける必要があります」と説明されました。これは正しいの?|岩見沢市のインプラント歯科医院|みしま歯科医院

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インプラントQ&A;Q:先生は「インプラントの 修復物に人工的な歯ぐき も付ける必要があります」と説明されました。これは正しいの?

Q:先生は「インプラントの 修復物に人工的な歯ぐき も付ける必要があります」と説明されました。これは正しいの?

歯が失われると、その周囲の骨(歯槽骨といいます)と歯ぐき(歯肉といいます)は、垂直的にも水平的にもボリュームが減って(吸収して)しまう傾向にあります。歯槽骨は歯を支えているので、歯が失われてかむ力による刺激を受けなくなると、骨がやせます。骨の吸収に伴って、周りの軟組織や歯肉もまたボリュームを失います。歯を失った部分を長期間放置したり、よく合っていない取り外し式の義歯(部分入れ歯)による治療が行われている場合には、骨や軟組織に大きな吸収がよく生じます。

このような骨や軟組織の吸収部位は、骨移植や軟組織移植を行って回復することもあります。また、義歯に人工的な歯ぐきを付けることによって、失った骨や軟組織の模倣が最適なヶ-スもあります。

特に、笑った時に歯ぐきが広く見える場合には、歯だけではなく、人工的な歯ぐきを使用して歯ぐきも審美的に自然に見えるようにすることが大切です。さらに人工的な歯ぐきを付けることで唇がきれいに張り出し、全体として顔貌の美しさを回復することが可能となります。
日本口腔インプラント学会認定専門医 岩見沢市 みしま歯科医院 三嶋直之