Q:治療後に他の歯が悪くなったときは?
1,インプラント周囲炎が主な病態ですが、天然の歯では、歯周病以外に虫歯、歯根破折、補綴物の脱離などが起こります。
2,インプラント治療をした部位に問題がなくても、他の歯が悪くなってしまったら、全体的な問題に発展する可能性があります。
・天然歯であるがゆえに問題がある歯が残っている
インプラント以外の歯が悪くなることは当然あります。インプラントについては、インプラント周囲炎が主な病態ですが、天然の歯では、歯周病以外に虫歯、歯根破折、補綴物の脱離などが起こります。また、天然歯であるがゆえに、患者の希望や歯の状態によって問題がある歯でも口の中に抜歯されずに残されていることも多いです。
・全体的な問題に発展する可能性
インプラント治療をした部位に問題がなくても、他の歯がさらに悪くなってしまったら、全体的な問題に発展する可能性があります。悪くなった歯の場所や状態によって異なりますが、口の中は細菌が繁殖しやすく、温度変化も零度以下(例えばアイスクリーム)から、100度近く(例えばお茶)までの幅がある常に異常が起こる可能性を持っています。
日本口腔インプラント学会認定専門医 岩見沢市 みしま歯科医院 三嶋直之