☆生活習慣病に関する疑問:Q;妊娠期に摂取したほうがよい食品はある?|岩見沢市のインプラント歯科医院|みしま歯科医院

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☆生活習慣病に関する疑問:Q;妊娠期に摂取したほうがよい食品はある?

Q;妊娠期に摂取したほうがよい食品はある?

A:バランスのよい食事を心がけること。酸性の飲料は控えましょう。

 妊娠中の母親の栄養不足は母体および胎児にも悪影響を及ぼすため、まず毎日バランスの取れた食事をすることが大切です。歯の形成に必要な栄養素を挙げると、タンパク質、カルシウム、リン、ビタミンA・C・D、フツ化物になります.カルシウムは歯の石灰化を助け、ビタミンAはエナメル質、ビタミンCは象牙質の形成に関与します。また、ビタミンDはカルシウムの代謝や石灰化に影響し、フツ化物は歯を強化します。赤ちゃんの歯を丈夫にするには、これらの栄養素をバランスよく摂取する必要があります。

 一方で、妊婦さんの歯を健康に保つためには、バランスの取れた栄養摂取に加えて口腔環境への配慮が大切です。妊婦さんによっては、嗜好が変わって酸っぱいものを好んだり、つわりによって口腔内が酸性になったりします。口腔内が酸性になると歯の脱灰を生じやすくなり、う蝕のリスクが上昇します。そのような場合には、酸性の飲料水は控えて、中性である水や牛乳、緑茶などを飲むことをおすすめします。さらに、野菜やナッツ類などの食物線維を含む食品は、咀嚼時に歯面を機械的に清掃し歯肉の血行促進を促すので、歯周組織の健康に寄与してくれます。
日本口腔インプラント学会認定専門医 岩見沢市 みしま歯科医院 三嶋直之