歯が対側の歯と接触する時間は、食事のときだけです。
歯が対側の歯と接触する時間は、食事のときだけです。それも食べ物が介在して咀贈している時間がほとんどで、実際には1日あたりせいぜい7分程度しか接触していないといわれています。普段は、唇が付いて、口を閉じていても、歯は接触していない状態です。つより噛んではいないのです。
まれに、仕事をしているときに歯が接触して、噛みしめ(食いしばり)ている人がいます。パソコンワークに多くみられますが、無意識に行っているために自覚はありません。また、夜間睡眠時の歯ぎしりも同じで、人に指摘されなければわかりません。
歯ぎしりや噛みしめは、歯や歯槽骨、顎関節、さらに周囲の頭頚部の筋肉へ痛みとして症状が発現しますので、歯科医に相談してください。
無意識下での行動なので、完全治癒は難しいのですが、咬み合わせの負担を軽減させる方法はあります。
日本口腔インプラント学会認定専門医 みしま歯科医院 三嶋直之