歯科医院を知る|岩見沢市の歯医者|みしま歯科医院

一般歯科・治療について TOPICS

歯科医院を知る

ガマン・ガマンの葛藤の末に よくおいでになりました!

歯は太古の頃より猛獣のトレードマーク、人が鋭い犬歯に恐怖を抱くのは遺伝的にすり込まれているのかも知れません。

ところで、「歯が痛い」→「自然には治らない」→「でも、怖いけど受診しなければ」という葛藤、心中お察しします。歯科医院を受診したくないのは、よくわかります。受診に対する恐怖は、治療の痛みを連想させるからなのでしょう。

痛みに対する配慮として、歯科の局所麻酔は医科に比べて針も細く、さらに刺す部位に表面麻酔を使いますので、「思っていたより痛くなかった」と耳亡します。案ずるよ口もまず受診してください。

その他、

「治療期間がどれくらいかかるか?」

「治療費用はいくらか?」

など、知りたいことがありましたら遠慮せずにお尋ねください。

みしま歯科医院は、口腔の健康を維持するために、より来院しやすい環境づくりと口腔機能の回復を通して、患者さんの楽しい生活の支援を目標にスタッフ一同がんばっています。

日本の歯科治療は世界で一番安い しかも安全でハイレベル!

海外へ留学した人はよく知っています。たとえば、アメリカへ留学している学生は、夏休みを利用して、日本で治療をしにもどってきても安いという評判です。

わが国では、昭和36年から国民皆保険制度が施行され、普段から保険料を掛けて、病気やケガをしたときに、医療費の負担ができるだけ軽く済むようにしています。

他の国では、この保険制度がうまく運用されていないために、高い民間保険に入るか、歯科治療は自費で受けており、治療費はたいへん高額です。

アメリカでは、医師の収入よりも高収入を得ている歯科医がたくさんいます。お隣の韓国では、公的保険制度はありますが、治療の適用範囲は狭く、費用も高額です。スウェーデンのような一部の国を除いて、わが国の歯科治療は国民にとってたいへんお得です。その上、治療の技術は他国と比べて劣ることもなく、とてもハイレベルです。

みしま歯科医院は予約制

みしま歯科医院の予約は、患者さん一人ひとりの治療内容に合わせた準備と時間配分をしています。歯科治療は計画手順にそった小手術の連続です。同しむし歯でも場所の違い、大きさや深さなどのチョットした違いに対しても、できる範囲で小さく処置しようと考えこいます。

我慢にがまんを重ね、急に受診されても、予約の合間の治療となります。我慢の限界を待たれるよりも、まずは連絡を取って気持ちにゆとりを持って来院してください。

歯科治療は信頼のうえに成り立っていますので、お互い第一印象も大切ですね。予約時間を守らない。遅刻する。直前に予約をキャンセルする。連絡なしのキャンセルなどは、歯科医院と患者さんの信頼関係を損ないます。最低限のマナーを守って、スムーズな治療にご協力ください。

また、ベルトコンベヤーの上で機械を作っているわけではありませんので、予定どおりに治療が進まないこともあります。ご理解ください。

時間のマナー

・予約時間について

遅刻や連絡なしの変更は、他の患者さんにもご迷惑をかけることになります。

・キャンセルについて

前もってご連絡ください(当日のキャンセルもお早めに)。

ホームページは歯科医院の情報満載・・・

インターネットの普及で、多くの人達は歯科に関する情報を自宅で簡単に入手することができます。検索ソフトで調べたい用語を入れると、一発で多くの情報が得られます。さらには、「おすすめの歯科医院」などと入力すると、「国内No.1~」「急患歓迎」「土日も診療~」「豊富な経験と実績~」「プロに聞く、おすすめの歯医者さん」「良い歯科医を見抜く○○ポイント」など、たくさんの美味しそうな情報が得られます。このように山のような情報の中から、これは良いとか正しいとかいう事実は見つけられるでしょうか。

私たち、プロでもたいへん難しいようです。そこで、お友達から得られる情報も有効かと思います。もちろん、みしま歯科医院ではお友達の紹介はたいせつに考えています。

むし歯は見えても 患者さんの想いは見えない

歯科の病気で代表的なむし歯や歯周病は、直接目に見える病気なので、比較的進行状態はわかりやすいです。少し勉強すると、ご自身でもわかるようになります。一方、治療法である処置についてはいくつかの方法があります。病状の進行具合から、ワンパターンのように「これですね」というようなことはありません。保険か自費かで、治療内容や費用も変わってきます。

基本的な考えは保険治療ですが、使う材料、どの歯に使えるかなどの適用条件があります。また、むし歯の大きさなどを考慮して、さらに見栄えなどの希望をよく知ることで、何か良いかという個別の選択が必要です。

歯科治療はオーダーメイドですので、ご自身に合った治療法をよく相談してください。患者さんの想いは見えませんので、どのようにしたいのかをお教えください。そのひと言を歯科医は待っています。

 

保険か自費か

・使う材料や治療法、またどの歯に適用するかで保険でまかなえるヶ-スと、自費になるヶ-スがあります。

メモの活用をお願いします

歯科医院のほとんどは予約制です。予約がなく、急きょ来院された場合は、治療の合間を縫って対応しますので、時間があまりありません。そのために、処置にかかる時間を考慮すると、お話をうかがう時間も限られ、結果的に満足のいく治療ができないことも考えられます。

そこで、時間を有効活用するために、気づいたことや気になることなどはメモに書いてお持ちください。メモを参考にして医療面接(問診)を行うと、より深く効率的にお互いを知ることができます。

また、説明されたことを覚えていただくためにも、メモの活用をお勧めします。うろ覚えは、あまり正しく記憶に残らないという特徴が心理学的に明らかです。

「医者にかかる10箇条」は、各地の行政機関、医療機関などで推奨されています。その内容は、コミュニケーションの基本である「5W1H」を活用してください。

エックス線撮影の被曝は大丈夫?

歯科エックス線撮影における放射線量は、

・口腔内撮影(デンタル)1枚 0.01 msv

・歯科用パノラマ撮影 1回   0.03 msv

・歯科用CT撮影 1回            0.1 msv

とされています。デジタルエックス線写真になると、その5分の1から10分の1になるといわれています(東京都歯科医師会より:機械の種類によって多少数値は異なります)。

日本人が日常生活で自然に受ける放射線量(年間)は平均で1.5 msvです(世界平均で2.4 msv)。100 msv以下では特異的な癌の発生はないとされています。放射線は「有効な被曝でなければならない」という考えがあります。エックス線写真を撮ることでむし歯の発見や歯周病の進行などを知ることができます。 CTは被曝量が多いのですが、通常のエックス線写真では得られない多くの有益な情報が得られます。被曝を恐れて必要な情報が得られないということのほうが、適切な診断ができないために、誤診や不利益な結果を生み出すことをご理解ください。

 

どっちが多い?

・成田~ニューヨーク路線の往復被曝線量の計算値は約0.086 msvとされています(甲斐倫明先生らによる)。 したがって,胸部エックス線写真1枚 0.065 msvの撮影より,アメリカ往復の被曝量は多くなりす。

妊娠しているとき エックス線撮影は大丈夫?

歯科治療のエックス線検査は心配ありません。もちろん、より安全を期すために鉛入りの防護エプロンを付けていただきます。仮に付けていなくても、放射線量から判断して、さほど問題が起きる量ではありません。

胎児は10週ぐらいまでは、放射線に対する感受性が高いので注意が必要ですが、もし心配ならば、安定期の16週以降に撮影してはいかがでしょうか。

歯科治療のエックス線検査で生殖腺が受ける放射線量は、デンタル写真(2歯程度が写る小さめな写真)1枚の場合で、0.00003 msv以下ですので心配はいりません。もちろん、目的に応じて写真は必要最低限の枚数を意識しています。

エックス線撮影を気にして精神的に不安定になるとホルモンバランスがくずれ、胎児に影響を及ぼすことのぼうが心配です。むしろ、化学物質や食べ物のほうが影響が大きいともいわれています。

現在かかっている病気を教えてください!

病気治療中の患者さんは、病状を事前にお聞きしていないと、治療後に思わぬ結果を招きます。

○胃潰瘍・十二指腸潰瘍患者:鎮痛薬の選択

○肝臓病患者:抗菌薬の選択

○気管支喘息患者:レジンモノマーやユージノールの刺激

○高血圧症患者:局所麻酔薬に含まれるアドレナリンによる刺激

○糖尿病患者:感染しやすさ

○妊婦:治療による刺激

○虚血性心疾患の服薬(ワーフアリンという抗凝固薬)による患者:抜歯による止血

○骨粗しょう症の服薬(ビスホスホネート系薬剤)による患者:顎骨壊死(骨の露出)

このように病気や服用しているお薬を知ることで、より安全に歯科治療が進められますのでご協力ください。

有病者の方へ

患者さんの症状を知るためには、またお薬を処方するときに必要な情報として、来院の際には「お薬手帳」や他の病院で処方されたお薬の「説明書」をご持参ください。

何度も通えないので一度に多くの処置をしてほしい

治療期間の短縮を希望されることは理解しますが、なかなかお応えできないのが現状です。たとえば、歯の神経(歯髄)を取って、冠をかぶせるという処置の場合、最後の冠を入れる頃は目に見えやすいので処置の進行がわかりやすいと思います。しかし見えない治療にこそ、時間と手間がかかります。土台をしっかりとしておかなければ、せっかくの銀歯や高価な白い冠が長持ちしません。最低でも歯の神経の入っている管の数だけ回数がかかると思ってください。

また、処置そのものは治すために行っているのですが、人の身体にはリアクション(生体反応)があります。歯の根の治療などは処置後2~3日間は噛んだ痛みや違和感が出ることがあります。それは軽い炎症が起きて、身体が修復していることを意味しています。数本まとめて治療を行ってしまうと、数箇所でリアクションが起きてしまい、かえってつらい思いをすることになります。

ホームドクターを持とう

家族みんなの「かかりつけ歯科医」を探しましょう。医療は相互理解、相互信頼のうえに成り立ちます。歯科医療は、とくに患者さんの日常生活を快適にするためのサポート医療です。「痛い」「腫れた」「気になる」から来院するのではなく、口腔諸器官の定期点検を行い、生活に支障が起こらないよう、日頃のお付き合いを通して、患者さんの家族の背景、成長そして考えを知ることで、個別性を意識したオーダーメイドの歯科医療を実践できると考えます。

たとえば、友達になろうというときには、相手のことをよく知り自分と相性がよいか、これから付き合っていけるかを考えます。ホームドクターを探すときにも、同様に治療で来院したのをきっかけに、先生やスタッフと言葉を交わしてください。自分に合うかどうかを考えてください。家族で歯科医院に通い、定期的なクリーニングと検診を重ねてください。お子さんも早くから歯科の雰囲気を味わって、「歯科医院は怖いところ」というイメージを持たせないようにしておくと、将来、自立したときには自然に自己管理ができるようになると思います。