Q;エリスリトールはキシリトールよりう蝕予防効果が高い?
A:Streptococcus mutansへの抗菌性をもち。キシリトールよりもう蝕予防効果が高いことが認められています。また、歯周病予防にも効果があると示唆されています。
ピッタリの論文が2016年に発表されています。それによると、答えはYES。キシリトールのう蝕予防効果は1970年代に明らかとなり、商品化を含め長い歴史を持っています。―方、キシリトールと同じ糖アルコール甘味料であるエリスリトールがStreptococcus mutansへの抗菌性をもち、う蝕予防効果を発揮することはあまり知られていません。それは、エリスリトールのう蝕予防研究が1990年からと、遅く始まったからです。
エリスリトールはキシリトールよりもう蝕リスクを低減するだけでなく、血糖値やインスリンレベルを上昇させない抗酸化物質として作用し、2型糖尿病患者に適した甘味料とされています。
エリスリトールは歯周病菌のバイオフィルムの形成を阻害するなど、歯周病予防にも効果があることが示唆されていますに。また、エリスリトールは「ほぼゼロカロリー」「砂糖の70%の甘み」「血糖値を上昇させない」「お腹が緩くならない」ことから、ダイエット甘味料として利用されています。
現在、エリスリトール配合歯磨剤や、歯面・根面清掃用のエリスリトール・エアフローパウダーが販売されています。今後、エリスリトールの商品化が進むかもしれませんね。
日本口腔インプラント学会認定専門医 岩見沢市 みしま歯科医院 三嶋直之