☆疾患・症状に関する疑問:Q;口臭予防に効果がある食べ物は?|岩見沢市のインプラント歯科医院|みしま歯科医院

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☆疾患・症状に関する疑問:Q;口臭予防に効果がある食べ物は?

Q;口臭予防に効果がある食べ物は?

A:高繊維の咀嚼を必要とする食べ物の摂取は舌苔付着を抑制する可能性があるという報告がありますが、さらなる研究が待たれます。

 口臭の主な発生源である舌苔の付着には、口腔衛生状態、歯周病、代謝異常等のほかに、食べ物も影響すると考えられています。

 口臭患者を対象に、1日当たりのコーヒー、水、チューイングガム、軟らかい食べ物(ミルク、ヨーグルト、チーズ、プディング菓子)、舌触りの粗い食べ物(りんご、西洋なし、シリアル、クリスプ)の摂取状況を調査した研究では、口臭検査値と舌苔付着量との間、舌苔付着量と軟らかい食べ物の摂取との間に、それぞれ正の相関がありました。

 また、健康ボランティアを高繊維十高咀嚼食と低繊維十低咀嚼食の2グループにわけ、食後に口臭検査値と舌苔付着量を比較した研究では、高繊維十高咀嚼食グループは低繊維十低咀嚼食グループに比較して、官能検査値が8時間経過まで有意に低い値でした。舌苔付着量については高繊維十高咀嚼食グループのほうが値は低かったものの、グループ間での有意差は認められませんでした。

 要介護高齢者を対象に舌苔の関連因子を調べた研究では、おかずの形態が舌苔付着と関係があり、ゼリー食よりも粘着性の高いソフト食や食塊を作るまでに時間がかかるきざみ食で、舌苔付着が多くみられました。この研究では口臭検査は行われていません。

 研究報告数が少なく、エビデンスは弱いですが、健康な人の場合には、軟らかい食べ物の摂取は舌苔付着を促進する可能性が高く、反対に、高繊維で咀嚼を要する食べ物の摂取は舌苔付着を抑制し口臭予防に有効である可能性があります。
日本口腔インプラント学会認定専門医 岩見沢市 みしま歯科医院 三嶋直之