歯が鋭く一過性にしみる症状にみられるのが知覚過敏です。
歯が鋭く一過性にしみる症状にみられるのが知覚過敏です。一過性とは冷たい水を含んだときに、一時的に感じるのであり、かつその痛みばすぐに消失し、いつまでも痛みが続かないことをいいます。エナメル質が傷つしたり、はがれることで、内部の象牙質が露出すると、刺激を神経に伝えることで起きます。何らかの原因により神経が過敏になった状態をいいます。
よくみられる原因としては、
①歯ぐきが退縮し、象牙質が露出してしまった場合
②噛みしめや過度なブラッシングなどで、象牙質が露出してしまった場合
③エナメル質に亀裂ができて、象牙質に伝わる場合
④むし歯ができて、象牙質に達した場合
などが考えられます。
なお、むし歯の場合もありますので、知覚過敏と思って宣伝しているハミガキペーストでブラッシングしているだけでなく、一度相談してください。
☆むし歯の警戒信号かも
むし歯が原因で知覚過敏を発症する場合、その痛みが神経(歯髄)からの警戒信号だと思って、早めの治療を求めていると理解してください。
日本口腔インプラント学会認定専門医 みしま歯科医院 三嶋直之