Q:失った骨を回復することはできますか?
失った骨はさまざまな方法で回復が可能です。これには自家骨(自分自身の骨)の使用も含まれます。二次的な合併症が起こるリスクがありますが、骨を回復する部位とは別の部位から骨採取を行います。他にもいくつかの骨移植材料(骨補填材料)が用いられています。
移植部位においては、すべての骨移植材料が、顎の骨から生じる新生骨と一体化することが必要です。自家骨は、自分由来の骨の細胞と骨基質による生物学的活性をもっています。喪失した骨の程度、骨が欠損した部位ならびにその上部を覆っている軟組織の状態によって選択材料や術式が決定されます。
日本口腔インプラント学会認定専門医 みしま歯科医院 三嶋直之