口臭とは、口から出る息のにおいで、他の人にとって不快に感じれれるもののことです。主に、舌や歯にくっついている舌苔やプラークに中にいる細菌が、お口の中の食べかすや、古くなってはがれた粘膜のタンパク質を分解して出すガスです。

☆口臭症のの国際分類

・真性口臭症：１生理的口臭 ２病的口臭a口腔由来の病的口臭 b全身由来の病的口臭

・仮性口臭症

・口臭恐怖症

口臭の測定方法には、専用の機器を使って測定する方法と、歯科医師または歯科衛生士の鼻で測定する方法があります。それぞれ、ヒトが「臭い」と感じるか否かの基準であり、客観的方法で測定します。

口臭は誰にもあるもので、一日の中でも強くなったり弱くなったりと、一定のサイクルがあります。中でも、起床時の口臭は「モーニングブレス」と呼ばれています。寝ているときに唾液の量が減り、お口の中の細菌が増えるため、起床時に口臭が強くなるのです。多かれ少なかれ、誰にでもみられます。

口臭の治療は、歯周病などのお口の病気や糖尿病など全身の病気が原因の場合は、その病気の治療を行うことが必要です。また、お口の細菌を少なくするようにすれば、においはある程度減少します。そのためには、正しいブラッシング、歯と歯の間の清掃、舌磨きが効果的です。

口臭予防のために使用されている洗口剤やタブレット、ガムなどには、「マスキング効果」「消臭効果」「抗菌作用」があります。

☆口臭抑制効果・作用のある代表的な成分

・グルコン酸クロルヘキシジン（CHX）

・エッセンシャルオイル（チモール、メントールなど）

・亜塩素酸ナトリウム（二酸化塩素）

・塩化セチルピリジニウム（CPC）

・金属（亜鉛、スズ、マグネシウムなど）

・塩化ベンゼトニウム（BTC）

・トリクロサン

・ポリフェノール（フラボノ、カテキンなど）

・銅クロロフィンN

・パセリ、マッシュルームエキス

・キウイやパインのタンパク分解酵素