年齢による歯の喪失原因
乳幼児期(0~5歳):乳歯の生え始めは酸に侵されやすく、もっともむし歯になりやすいです。哺乳びんを使って清涼飲料や乳酸飲料を飲みながら寝るとひとたまりもありません。
学童期(6~12歳):永久歯の生え始めは乳歯と同じく、むし歯に侵されやすいです。とくに一番早く生える第一大臼歯(6歳臼歯)は、咬み合わせを決めるたいせつな歯なので気をつけましょう。
思春期(13~18歳):中学生から高校生にかけては、勉強に部活に忙しく、食生活が乱れやすく、口腔の管理を怠り、むし歯や歯周病になりやすいです。成人前の高リスクな時期です。
青年期(19~39歳):歯と歯の間にできる目立たないむし歯に要注意な時期です。
壮年期(40~64歳):歯周病が進行しやすい時期です。かぶせた処置のメインテナンスも必要な時期です。
老年期(65歳以上):歯ぐきが下がって露出した歯根は、むし歯になりやすく注意が必要です。唾液の出しくい人は、さらにむし歯のリスクが上がるので要注意です。
☆歯周病の罹患率
歯周病は痛みなどの自覚症状がないままに進行するため、気づいていない人が多く、実際は成人の約80%が歯周病にかかっているといわれています。
日本口腔インプラント学会認定専門医 みしま歯科医院 三嶋直之