服用の状況によって治療ができる場合 とそうでない場合があります。
1:骨吸収抑制薬を長期間服用していると、歯科の外科処置を行った場合に顎骨壊死を発症することがあります。
2:骨吸収抑制薬の治療開始前に埋め込み、十分な口腔管理が行われている場合、インプラントは顎骨壊死発生のリスク因子とはなりにくいと考えられています。
3:骨吸収抑制薬の治療中、あるいは治療後に埋め込んだインプラントはリスク因子となる確率が高いので、骨吸収抑制薬を服用や投与(注射)している場合は医科・歯科連携により十分協議したうえでインプラント治療を進めるか否かを決定することが必要です。
日本口腔インプラント学会認定専門医 みしま歯科医院 三嶋直之