Q:抜歯と同時にインプラント治療はできるの?|岩見沢市の歯医者|みしま歯科医院

インプラント治療について TOPICS

Q:抜歯と同時にインプラント治療はできるの?

A: 感染がないなどいくつかの条件がありますが、可能です。

☆抜歯直後にインプラントができる条件

 以下の条件を満たせば、抜歯と同時のインプラント埋入手術は可能です。

  • 口腔内清掃状態が良好なこと
  • 理想的なインプラントの位置に、インプラント体を固定できる骨の量があること
  • 感染がないこと(病変がない)
  • 骨吸収が少ないこと など

 抜歯の原因である感染が広かっている場合や大きな病変がある場合は、抜歯後すぐにインプラント治療はできません。抜歯直後のインプラント治療では、とくに、動かない環境(初期固定)が得られていることが大切です。前歯の場合は、抜歯した穴(抜歯窩)よりも後ろの骨がある場所に固定を求め、奥歯の場合は、歯の根と根の中間にある骨に固定を求める手術を行います。そのため、通常のフリーハンドでの手術では良好な結果を得られにくい場合があります。最近では、手術ガイドを用いることで、計画したとおりの精度の高いインプラント手術を行うことができるようになりました。インプラントと抜歯窩は、サイズが異なるため、ギャップが生じます。そのため、そのギャップを骨補填材料(骨に置換・骨の再生の足場になる材料)で補填します。また前歯ではそれに加えて、自然な見た目を実現するために、歯ぐきの移植手術が必要になる場合もあります。
日本口腔インプラント学会認定専門医 みしま歯科医院 三嶋直之