Q:骨が薄いといわれたが、インプラント治療は可能?|岩見沢市の歯医者|みしま歯科医院

インプラント治療について TOPICS

Q:骨が薄いといわれたが、インプラント治療は可能?

A: はい。骨の幅(厚み)を造成する治療と同時、もしくは造成後にインプラント治療が可能です。骨の厚みを増やす方法

インプラントの長期的な維持・安定のためには、インプラント周囲の骨は1.5mmの厚さがあることが望しいとされているため。幅の薄いあごの骨では長期的な安定は見込めません。さらに、インプラントを骨内に埋入した直後の安定(初期固定)が得られない場合は、インプラント治療そのものが失敗してしまうことがあります。そこで、骨の幅を厚く変化させるために、水平的な骨造成術を行います。

  • 骨欠損が小さい場合

 インプラントと同時に骨造成を行うことが多く、インプラント体の露出部に同じ手術部位から採取した自家骨(自分の骨)と、さらにその周囲に骨補填材料(骨に置換一骨の両生の足場になる材料)を設置して、吸収性のコラーゲンメンブレン(薄い膜状の材料)にて覆い、縫合をすることで、水平的な骨を再生させることが可能です。

 

  • 骨欠損が大きい場合

 薄い骨の表面に骨補填材料もしくは自家骨を設置して、メンブレンを用いて緊密に覆い、固定します。メンブレンは吸収性・非吸収性かおり、状況に応じて使い分けます。また、メンブレンの固定はピンや縫合のいずれかで行います。この他にも、ブロッンク状で採取した自家骨を移植する方法があります。
日本口腔インプラント学会認定専門医 みしま歯科医院 三嶋直之