Q:インプラントって一生ものなの?|岩見沢市の歯医者|みしま歯科医院

インプラント治療について TOPICS

Q:インプラントって一生ものなの?

A:手術した時点での年齢や状況にもよりますが、一生もつ症例も多くあります。

☆9割の人が10年以上使用

厚生労働省の発表によると、インプラント体の10~15年の生存率は上あごで約90%、下あごで約94%となっています。つまり、約9割の人が10~15年インプラント体を使い続けているということとなります。ですので、インプラント体は一生もつ可能性を秘めています。しかし、細菌が繁殖してインプラント周囲炎になると、周囲の骨が吸収しインプラント体を撤去しないといけない場合や、過大な力がかかりインプラント体が破折するというトラブルも可能性は低いですが存在します。ですから、日々のお手入れや歯科医院での定期的な検診(メインテナンス)がとても重要なのです。

 

☆機能にもコストパフォーマンスにも優れている

人工の歯に関してはインプラント治療も他の治療法と同じで、すり減ったり破折したりすることがあります。5年経過後には49%がすり減り、9.5%が破折しているというデータもあります。ですから、とくに人工の歯は一生ものではなく一定期間経過後に修理や交換するようなイメージをもっていただいたほうがよいのかもしれません。

 しかし、インプラントの寿命が入れ歯やブリッジの寿命よりも長いことを考えると、インプラント治療は機能的にもコストパフォーマンス的にも優れた治療法であるといえます。なによりもインプラントは周りの歯や歯ぐきの負担を減らし、その寿命さえ延ばすので、その価値はプライスレスです。
日本口腔インプラント学会認定専門医 みしま歯科医院 三嶋直之