A:専門性の高い治療なので、十分な診査とエビデンスに基づく治療計画の立案が必要です。
☆インプラントの治療計画について
インプラント治療を成功に導くには、最初に現在のお口や顔貌など個々の状況を検査して問題点を抽出します。計画案は1つとは限らず、患者様の状況に合わせていくつかの治療オプションを提案します。実現可能な治療計画の立案には最初にさまざまな因子を評価します。
治療計画の決定に影響を及ぼす因子として、
1治療の部位や欠損の大きさ
2お口(残っている歯や歯ぐき)の状態
3骨格や歯並びの状態
4年齢や全身の健康状態
5患者様の生活背景
などが挙げられます。
患者様の要望や制約を鑑みて現実的な治療計画を立案することは、治療への疑問や不安を解消して治療ゴールの方向性を互いに一致させ、円滑に治療を進めるために重要です。
近年、デジタルテクノロジ一の進歩によりコンビームOT・口腔内スキャナ一・フェイススキャナーなどを使い、データを重ね合わせる(マッチング)ことで従来よりも明確な診査や治療シュミレーションの作成、また精度の高い手術用ガイド装置や被せ物の製作が可能になってきました。
日本口腔インプラント学会認定専門医 みしま歯科医院 三嶋直之