☆コンピュータ支援によるインプラント手術

インプラント手術において、インプラントを正確な位置に埋入することが成功のーつの基準になります。正確に埋入するためには、コンピュータ支援によるガイドシステムを使用することが重要となります。ガイドシステムには、サージカルステント（歯、粘膜、骨で支える手術用ガイド）を用いるガイデッドサージェリーとナビゲーションシステムがあります。これらの技術を用いて手術を行うことで、手術時間の短縮や負担の少ない手術、フラップレス埋入手術を正確に行うことが可能となります。

• ガイデッドサージェリー

　ガイデッドサージェリーは、画像データを基にインプラントの正確な位置、角度、深さを事前に計画します。この計画に基づいて、サージカルステントが製作されます。この手術用ガイドは手術中に患者様の口腔内に正確にフィットし、インプラントを正確な位置に埋入することができます。当院ではすべてのインプラント治療にガイドを使用した治療を行っております。

• ナビゲーションシステム

　ナビゲーションシステムは、リアルタイムにドリルの位置をコンピュータの画面で確認しながら手術を行うシステムのことで、サージカルステントに比べ、さまざまな手術計画への対応力が高く、手術画の計画の変更も可能です。また患者様の負担も少なく、明視野にて手術が行えるなど優位点かおり、今後活用が広まると思われます。
日本口腔インプラント学会認定専門医　みしま歯科医院　三嶋直之