Q:インプラント治療後の 定期検診ってなに?|岩見沢市のインプラント歯科医院|みしま歯科医院

インプラント治療について TOPICS

Q:インプラント治療後の 定期検診ってなに?

Q:インプラント治療後の 定期検診ってなに?

1,インプラント治療後は、定期的に歯科医院にて検診とグリーニングを行う必要があります。
2,定期検診の周期は、医院によって若干差がありますが、通常3~6か月ごとに行われます。

・定期的に検診とクリーニングを行う必要がある
定期的に歯科医院にて検診とクリーニングを行う必要があります。これは、インプラントに限ったことではなく、虫歯が1本もない健康な歯をお持ちの方にもいえることです。日本では、欧米に比べて健康保険である程度までの治療を安価に受けることができるため、歯の健康に対する意識が低いといわれています。欧米には、例えば半年に1回、家族みんなで歯科検診に行くことが年中行事のように行われている国もあります。インプラントは、チタン合金、セラミック、ジルコニア等でできているために、二度と虫歯になることはありませんが、インプラント周囲炎が起こらないように、常に細菌が増えないように、ブラッシングに気をつける必要があります。インプラント治療は、高額なうえに相応の通院回数も必要になります。そこで、さらに定期検診まで義務づけられるとなると、治療に躊躇してしまう患者さんもおられることでしょう。定期検診を受けることに自信が持てない方は、現時点ではインプラント治療に不向きなのかもしれません。しかしインプラント治療後に定期検診が義務づけられたことによって歯の健康に対する意識が高まり、インプラント以外の天然歯も歯周病や虫歯の悩みから開放された患者さんが数多くおられることも事実です。
また、歯を失う原因として歯ぎしりが大きな問題としてクローズアップされてきています。歯ぎしりによる歯の崩壊は患者さん自身では気づかないことが多いですから、より検診の重要性は高まってきています。

・定期検診の周期は通常3~6か月ごとに行われることが多い
定期検診の周期は、医院によって若干差がありますが、通常3~6か月ごとに行われます。歯科医師は歯だけでなく口の中の粘膜疾患も対象ですので、頬や唇の粘膜、舌の粘膜、口臭の変化などのためにも定期検診は有効です。
また、全身状態の変化(糖尿病、血圧、脳梗塞等の新たな疾患、体重の変化)、生活の変化(引越、家族構成、職業等)といったこともとても重要なファクターですが、すべてのことを事細かに毎回歯科医師から尋ねられることはないと思われますので、患者さんの判断で随時担当医に伝えるようにしてください。
特に前回の検診日との間に他の病気や怪我で入院や手術をしたり、全身状態が急変した場合は、必ず報告すべきでしょう。インプラントを長持ちさせるためには歯科医師や歯科衛生士だけでなく、患者さん自身が積極的に参加していく必要があるのです。

・保証期間があるときは定期検診を受けていることが保証の条件
インプラント治療に対して「○年保証」といった保証期間を設けている医院も増えてきました。保証期間がある場合は、必ず定期検診を受けていることが保証の条件となっていることがほとんどです。何年も異常を放置したり、ブラッシングが悪い状態のままクリーニングを行わなかったりしては、トラブルの原因を自らつくってしまっているようなものです。

・引越しのために通院が困難になったときは
最も安心なのは、担当医に引越先から通院できる医院を紹介していただくことです。紹介してもらえなかった場合は、電話等で問い合わせたうえで通院を開始すればよいでしょう。海外でインプラント治療を受けられた患者さんが、国内で定期健診とメンテナンスを続けることも珍しくありませんからご安心ください。

日本口腔インプラント学会認定専門医 岩見沢市 みしま歯科医院 三嶋直之