Q: MRIの撮影に影響はないの?|岩見沢市の歯医者|みしま歯科医院

インプラント治療について TOPICS

Q: MRIの撮影に影響はないの?

A: 撮影は可能ですが、インプラントの影響で周囲が写らなくなることもあります。

☆MRI撮影時にインプラントが与える影響

 MRI(磁気共睨画像法)は強力な磁場を用いて生体の断面像を撮影する非侵襲的な診断技術です。インプラントが装着されている患者様に対しては、いくつかの影響を与える可能性があります。

1画像のアーチファクト

 インプラントがMRI画像にアーチファクト(画像の乱れ)を引き起こすことがあります。これにより、診断に必要な部分の画像が不明瞭になることがあります。

2発熱のリスク

 MRIの磁場により、金属インプラントが発熱する可能性がありますが、発熱量はわずかで火傷の危険性はなく、骨統合は破壊されません。 3.0Tesla以上のMRIの場合は、安全確保のため、また画像の歪みを防ぐため、磁性アタッチメントを取り外すことをお勧めいたします。

3インプラントの安全性評価

 現在の多くの歯科用インプラントは非磁性材料(多くはチタン)でつくられており、MRIの影響は受けにくいです。

4事前の情報提供

 MRI検査を受ける前に、医師や放射線技師にインプラントの存在を伝え、担当歯科医師と連携をとることが重要です。これにより、リスクの評価や適切な検査の選択が行われます。

 以上より、健康上の理由でMRI撮影を受ける必要性があることでインプラント治療をためらう必要性は少ないと考えらます。
日本口腔インプラント学会認定専門医 みしま歯科医院 三嶋直之