Q: 根の治療でCTを撮影するとなにがわかるの?
A: 歯の根や根の中の形態が三次元的に正確に把握できます。
従来型の2D(平面)×線画像では、厚みのある骨では病変がわかりにくく。また上顎洞(副鼻腔)の異変を確認しにくいため、治療計画で49.8%もの誤りがあったとの報告もあります。しかし、歯科用CTでは、歯や骨の複雑性を立体的に把握できるため、病変の発見率が13%向上します。 2D画像ではわからない歯根破折(根の部分のひびや割れ)までわかるケ-スもあり、治療の成功率が上がります。
日本口腔インプラント学会認定専門医 みしま歯科医院 三嶋直之