☆検査・処置に関する疑問:Q;ブラッシング後にうがいを少なくすることで口腔内にどれくら フッ化物が残る?|岩見沢市のインプラント歯科医院|みしま歯科医院

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☆検査・処置に関する疑問:Q;ブラッシング後にうがいを少なくすることで口腔内にどれくら フッ化物が残る?

Q;ブラッシング後にうがいを少なくすることで口腔内にどれくら フッ化物が残る?

A:ブラッシング後にうがいをしないほうが。フッ化物が口腔内に残ることがわかっています。また、少量の水でのうがいでも再石灰化に必要なフッ化物は残こります。

 ブラッシング後のうがいをしないほうが、ブラッシング直後の唾液中のフッ化物量は多く残存しやすいようです。
 フッ化物配合歯磨剤(1,500ppm)によるブラッシング後の唾液中フッ化物濃度は、うがいなし群[直後:18mM(342ppm)、20分後:9mM(171ppm)]に対し、5mL水うがい群[直後:13mM(247ppm)、20分後:6mM(114ppm)]と報告されています。ブラッシング後、歯磨剤を吐出せず口腔内に行き渡らせるよう洗口し、その後、水によるうがいをしないよう推奨しています。

 しかし、患者さんの多くは、水によるうがいでプラークや歯磨剤の混濁液を洗い流したいと感じることが多いです。
 したがって、ほとんどの研究では、「10mL以下の水による1回のうがい」を行うことで、再石灰化に必要な0.05ppmFの唾液フッ化物濃度を長時間保持することに有効であると結論づけています。
 また、スウェーデンのイエテボリ大学が考案したイエテボリ・テクニックでは、ブラッシング後の少量うがいだけではなく、ブラッシング途中での歯磨剤の吐出を最小限にすることや、ブラッシング終了後は2時間程度飲食を控えることも口腔内のフッ化物濃度の保持に効果的であると紹介しています。
 加えて、唾液中のフッ化物濃度の保持に大きくかかわる要素は、「歯磨剤中のフッ化物濃度>歯磨剤の使用量>うがい方法>ブラッシング時間」の順であると報告されています.したがって、ブラッシング後の正しいうがい方法はもちろんですが、それ以上に、年齢に応じた高濃度のフッ化物配合歯磨剤(成人:1,450ppm)の使用し、年齢に応じた適切な歯磨剤の量(成人:約2cm)を使用することで、ブラッシング後の唾液中フッ化物濃度をより効果的に保持させることができます。
日本口腔インプラント学会認定専門医 岩見沢市 みしま歯科医院 三嶋直之